palm preアクティベーション。

水曜に注文したpalm pre EURO versionが届いた。裏蓋を開けてみると、チャイナモバイルのSIMが挿してあった。Docomoでローミングが出来そうなのだがAPNを設定しないとどうやらダメらしい。通信費を取られたりしたらめんどいので、素直に meta-doctorを使った通常の3G/GSMを用いたアクティベーションを回避する方法 を取ってみた。事前にPalm webOS SDKをちゃんと使えるようにしておけば、Debianでも問題なく出来る。

meta-doctorとROMの入手

リンク先 の方法にそって行うだけなのだが、自分でやったことをちょいちょいメモ。

ROMのバージョンを特定する必要があるのだが、1shopmobileで購入した場合は、EURO Versionとしか表示されていない。ヨーロッパでもいくつかキャリアによって異なるようなので、EURO versionとはどこのかなぁと思ったら、バッテリーの裏側のスペースに型番P100EUEが書いてあった。 O2 Germany, UK and Ireland / Movistar Spain 向けのモデルと分かったので、 webOS 1.4.5のROM をゲト。サーバ側の回線が貧弱なのか、207MBダウンロードするのにほぼ丸々1時間掛かった。

ダウンロードしたら、MD5ハッシュ値チェック後、リネーム。

$ mv webosdoctorp100ueu-wr.jar webosdoctorp100ueu-wr-1.4.5.jar

meta-doctorのMakefileを変更。

各パラメータはMakefile中にちゃんと説明あり。

diff --git a/Makefile b/Makefile
index 56d4e1e..3ab05e6 100644
--- a/Makefile
+++ b/Makefile
@@ -140,27 +140,27 @@
 ########################################

 # Uncomment the features that you wish to enable below:
-# BYPASS_ACTIVATION     = 1
-# BYPASS_FIRST_USE_APP  = 1
-# ENABLE_DEVELOPER_MODE = 1
-# AUTO_INSTALL_PREWARE  = 1
+BYPASS_ACTIVATION     = 1
+BYPASS_FIRST_USE_APP  = 1
+ENABLE_DEVELOPER_MODE = 1
+AUTO_INSTALL_PREWARE  = 1
 # ENABLE_TESTING_FEEDS  = 1
 # INSTALL_SSH_AUTH_KEYS = 1
 # INSTALL_WIFI_PROFILES = 1
 # DISABLE_UPLOAD_DAEMON = 1
 # DISABLE_MODEM_UPDATE  = 1
 # ENABLE_USB_NETWORKING = 1
-# REMOVE_CARRIER_CHECK  = 1
+REMOVE_CARRIER_CHECK  = 1
 # REMOVE_MODEL_CHECK    = 1
 # INCREASE_VAR_SPACE    = 1
 # CHANGE_KEYBOARD_TYPE  = z
 # ADD_EXT3FS_PARTITION  = 2GB

 # Select "pre", "preplus", "pixi" or "pixiplus".
-DEVICE = undefined
+DEVICE = "pre"

 # Select "wr", "sprint", "verizonwireless", "bellmo", "telcel" or "att".
-CARRIER = undefined
+CARRIER = "wr"

 ######################################
 ## END OF AREA FOR END USER CHANGES ##

ROMのビルド

zipコマンドが途中で必要になるので、予めインストールしておく。

$ sudo apt-get install zip

make途中失敗した場合に、きれいな状態でビルドしなおしたければ、make clobberを実行する。

ビルドは、make DEVICE=pre all-wrを実行。

ROMの焼き込み

$ cd build/pre-p100ueu-wr-1.4.5/
$ java -jar webosdoctorp100ueu-wr-1.4.5.jar

こんな画面が起動する。

../../../_images/20100904133652.png

United Kingdom & Irelandになっているのでそのまま選択し、Confirm EnglishもOK、Palm License Agreementを読んだらAcceptする。

次にこの画面が出るので、左側の音量を上げるボタンを押しながらUSBを接続する。

../../../_images/20100904133653.png

palm preの画面にUSBのマークが表示されたらNextを押し、次の画面でNextを押すとROMの書き込みが始まる。

../../../_images/20100904133654.png

書き込みはじまると、palm preにはROMに書き込む画面が、meta-doctorはこんな画面になる。

../../../_images/20100904140015.png

15分くらいかかるのであとは待つのみ。

正常に完了するとmeta-doctorはReset Completeの画面になると同時に、palm preの方も自動的に再起動する。

以上、Debianでの作業は終わり。

palm preでのアクティベーション

起動すると、自動的にTurn on WiFiが出てくるのであとは設定して、First Useからアクティベーションするのみ。WPA2 CCMPでも問題無くできる。アクティベーション後は、チュートリアルが始まるので、後はご自由に、という感じ。