舶来と国産の違い。

銀座伊東屋に贈答用の文房具を探しに行き、ボールペンとシャーペンを試し書きしてみた。試したのは、舶来 1 はPARKER、CROSS、国産はPILOTの3つ。

ボールペンの書き味

ボールペンの書き味は舶来と国産との違いというより、メーカーによって異なる、という感じ。ただ微妙な違いなので、長さ、太さ、重さ、筆跡の太さなどの方が普段の使い心地には影響するだろう。僕は筆圧が強いのもあってか重さを感じる方が重量感のあるペンが好きだけど、軽い方が好きな人もいるしね。試し書きをしてPARKERのボールペンがカチャカチャ音がするのが気になった。PARKER製のボールペンはあそびとして若干空洞を作っているのだとか。一方、CROSSはそういうのないですよ、というので試してみたら確かに音がしない。そういえば自分が使っているCROSSのボールペンも音はしないね。PILOTのボールペンも音はしないが線が少し細いというかシャープな感じだった。

シャーペンの書き味

シャーペンは使っている芯の違いで線の濃さが舶来品の方が少し薄い感じがしたが、然程大きな違いではないだろう。やはりシャーペンもボールペンと同じく、太さ、長さ、重さ、芯の径が重要だろう。実はそれよりも重要なことを教えてもらった。

消耗品の補充について

ボールペンもシャーペンも芯はもちろん消耗品だ。自分もCROSSのボールペンを使っているので、ボールペンの芯はメーカーによって異なることは理解している。そこで、違いがあるのかを聞いてみたところ、舶来品は最低600~700円以上し、国産だとその半額くらいの300~400円くらいで収まるとのこと。念のため、シャーペンはコンビニでも売っているシャーペンの芯でも舶来品で使えるのか聞いてみたところ、衝撃の事実が。なんと、国産のシャーペンの芯は綺麗にコーティングしているので、舶来品ではスルッと落ちてしまうという。そういえば、昔親のお古のシャーペンを使おうとして、確かにそんなことがあったな。芯の径が0.7ミリのシャーペンに0.5ミリのものを使った訳でもないのに、抜け落ちてしまい、使い物にならなかった苛立ちを覚えたことがある。舶来品はやはり専用のシャーペンの芯があるそうだ。本数は少なくておまけに国産の替え芯よりも高いという。無論、そこらの文房具店では入手しにくいという。何てこった。

今回は高校の入学祝いで贈るつもりなので、社会人向け以上に消耗品の調達のしやすさは重要だ。自分が学生の頃を思い出すと、少ない小遣いの中から文房具代を如何に節約するかが重要だった。店員さんも学生向けならPILOTがお薦めだと言っていた。

おまけ

ちょうど今は時期が時期だけにキャンペーンをやっていた。10,500円以上買うと革のペンケースがついてくるらしい。名前を入れるのは無料というのは良いですな。聞いてみるもんだ。

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海外製や外国語産ではなく、舶来と書いているのは、質問した店員のおねえちゃんがそう言っていたので合わせてみた。文房具業界ではそういうのだろうか。その方が上品には聞こえるな。