KVMのセミナーに行ってきた。

メイン開発者、メンテナのAvi Kivity氏が来日、発表するというので行ってきた。

http://www-06.ibm.com/systems/jp/saiteki/event/kvm/index.html

内容の大半は概要的なことが多かったのだが、後半はXenに対する優位性を挙げていた。しかし市場を考えるならVMwareも比較すべきじゃないかと思うのだが、そのレベルには至らないから皆まで言うな、ということなんだろうか。

挙げていた優位性の中で気になったのは、メモリのオーバーコミットはXenではできないけどKVMはできる、という点。メモリのオーバーコミットできるとリソースの有効活用はできる半面、実運用で考えるとVMごとページアウトされている場合、VM自体は停止していなくても、VM上のアプリのタイムアウトのタイミングによってはサービス停止に繋がる。Ballooningだけではこの問題は解消できないから、将来の機能で挙げられているCMM 1 がないとメモリオーバーコミットは優位性というにはまだ早計だと思うんだが 2 。まぁ元々IAのIO速度はメインフレームのそれに比べると比較にならんので、VMがまるごとページアウトされてしまうほど、スワップ領域を使うケースは想定していないのかな。

他に気になったトピックとしては、Red Hatの藤田氏によるセッションの中であった、Red Hat Enterprise Virtualization Manager for Servers。名称、ライセンス形態、料金等、正式にはまだいろいろ未定らしいが、これの一部としてoVirtと、Qumranet買収で獲得したSPICEが良いとこ取りで組み入れられているとか。SPICEがこういう形で提供されるとは思わなかった。そんで、ManagerはWindowsでしか動きません、というのには驚いた。oVirtはFedoraしかサポートしてないのにね。個人的には周回遅れな気がプンプンなのでぜひ頑張って、競争を活発にしてほしいなぁと。

ちなみに個人的には色々苦しめられたoVirtについては来週記事公開予定。今回のセミナーで紹介されていた技術資料とかデモとかを考慮するとちょっと間が悪い気がするのだが言ってくれるな。

1

Cooperative memory management

2

Linux on System zですら、ハードウェアアシストによる CMMA を活用できるようになったのは割と最近だしなぁ。ソフトウェアでの CMM1 だと数年前から使えたようだが。

某MLを眺めていて。

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以上。

足が痛い。

3週間ほど前から右足の甲が痛む。と会社でオッチャンたちに言うと「痛風?」と聞かれる。でも痛風の一般的な症状とはちょっと違い、小指から中指の幅で指の付け根から3~4センチほど上あたりが全体的に痛むのだ。チクッとした痛みとは違い、踏まれたような、足に合わないスキー靴で締め付けられるような痛み。この1週間はだんだん痛みが気になってきて、早めに病院に行った方が良いよと言われ、明日の土曜に行こうかと思っていた。が、今朝は歩くのが辛い痛み。キツい。午前中に病院行ってくるか。

こまめでいっぱい。

これで仕事中もこまめで満たされます。

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久々に立ち読み。

本は見ると衝動買いするので、最近本屋に行かないようにしていたのだが、ヨメが欲しがっているHDD&DVDレコーダの値段を確認しにヨドバシカメラに行った際、書籍売場に立ち寄ってしまった。で、ものすごく欲しくなったのがこれ。

gnuplotの精義―フリーの高機能グラフ作成ツールを使いこなす

ざっと立ち読みしたら、めっちゃ萌え。何ですか、フラクタルでシダを描くって。とまぁグラフの図を見ているだけでも楽しくなる。Excelよりもgnuplotでやった方が便利なのでたまにちょろっと使う程度だったので、gnuplotの深遠なる世界を垣間見た気がしたのだが、検索してみたら フラクタルでシダってのは割とメジャー なんだろうか。 フラクタルなシダをgnuplotで描くのも割と有名 なのだろうか。いずれにしても奥が深い。