MacBookPro 8,2 15”をDebian Sid on VirtualBoxで妥協した日。

2月に購入したMacBookPro 8,2は、むろんSidをインストールして主にカーネルビルドに使っていました。というかカーネルビルドにしか使ってませんでした。Debianのインストールそのものは問題なく、Core i7でメモリ8GBで、SSDに換装していた環境はカーネルビルドが今までに体感したことがないくらい速くキャッキャ喜んでいました。がDebian Sid on VirtualBox/MacBookPro、X Window Systemを使えない、という問題が…。ATI Radeon HD 6490Mに対応したビデオドライバがなく、フレームバッファを使わないと、/dev/fb0が無いためにXを起動できず、フレームバッファを使うと砂嵐になってしまい、なんもできず、という状況。Linux 3.0.0でも結局プロプラなデバイスドライバ頼みになってしまうこの状況はなんとかしたいなぁと思っていたら、第三世代のMacBook Airもリリースされて、このままではもったいない、ということで、妥協する事にしました。

妥協とはMac OS X上で、Debianを使うことです。OS X Snow Leopardをインストールし直し、Lionにアップグレード。その後でVirtualBoxをインストールして、VirtualBoxでSidを使うことにしました。割り当てリソースは、3GBメモリ、4CPU、ディスク30GB、ビデオメモリ128MB。今までメインで使っていたMacBook 5,2よりも部分的には仮想マシンの方がハイスペックwww。この状態で、フルスクリーンモードで音も動画も速度的に問題なく、非常に快適です。もちろん、Debian側はawesomeを使っているのですが、シームレスモードにするとMod+数字でちゃんと仮想デスクトップを切り替えられる上、画面分割もちゃんと効くんですね。これは単にOS Xの画面にオーバレイしているだけだからっぽいですな。

こうしてだんだん妥協していくのかな、ワシ…。