発想する会社!

henrichさんから借りて、先週から読み始め、読みやすかった。IDEOで手掛けた製品の写真が多く、どんなイノベーションを起こしてきたのかが、文章読むだけよりも分かりやすい。イメージしやすいからだな。内容自体もかなり面白い。特に冒頭の数章に渡って解説されているブレインストーミングのやり方については勉強になる。先日、社内でブレストをやる機会があったが、元々企画をやってきていた人が主催のであっても、やっちゃいけない&言ってはいけないことを言われ、ちょっと萎えた。この本を読むべきだろう。

と思ったが、本で読んだり、研修で使えそうと感じた内容が一人では使えない内容の場合、如何にして周りのメンバーに理解させて使わせるようにしむけるかが重要か。全員に同じ本を読ませたり、研修を受けさせても、同じように感じる確率は低いし、何より時間がかかり過ぎる。昨年、今年と所属がプリセールスから企画に変わったが、オッチャンたちの固定化された意識や考え方を変えさせるのは非常に難しい。正に固定観念そのものだ。全部否定から入るもんなぁ。難題。

閑話休題。この本の自体の出版は2002年、翻訳本なので原著は更に古いだろう。この手の本 1 は執筆時点でしか通用しないか、執筆から数年経っても通用するかのいずれかだが、これは明らかに後者。古臭さを感じない。全部が全部、適用するのはかなり難しいが、すぐにできることは、とりあえずやってみよう。

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

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イノベーションなどを扱ったもの。いや、本だけじゃなくて何でもそうか。