新年の準備運動に、awkそして*nix。

私はGNU/Linuxの使用歴は同じ年代の人に比べると短いのですが [1] 、GNU/Linuxを使い始めた頃から、awkを使ってきたので、awkだけで簡単なツールを作ることも割りとよくあります。しかしUnix,

GNU/Linux使いの人でも、awkを使えない、使ってもprint文だけという人が意外と多いなぁと思っています。

新紀元社のプログラミング言語AWKという良著があります。awkの開発者であるAho氏、Weinberger氏や、Kernighan氏による共著で、1989年に発行された本訳書が2004年に再発行されたものです。

この中にawkの特徴を表した文章があるので紹介しておきます。

Awk は, あらゆるプログラミングの問題に対する解答というわけではないが、プログラマの道具箱のなかの一つの道具として必要不可欠なものである.

とくに, 道具を簡単につなげられるのが信条である Unix ではそうである. この本のなかのたくさんの例は,

それぞれ異なる印象を与えるかもしれないが, ほとんどの awk プログラムは短く単純であり,

この言語の初期の目的であった数え上げやデータ形式の変換, 数の合計, レポートのために情報を抽出するというような仕事をこなす.

この中にUnixの信条、という言葉がありますが、『UNIXという考え方―その設計思想と哲学』、『/からrootへのメッセージ』、というこの考え方を学ぶのにうってつけの二冊の良著があります。

まだいずれも読んだことがないUnix, GNU/Linux ユーザは、新年の準備運動としてこの連休に読んでみてはいかがでしょうか。

プログラミング言語AWK (新紀元社情報工学シリーズ)

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

root(ルート)から/(ルート)へのメッセージ―スーパーユーザーが見たひととコンピュータ

[1]学生の頃は生物学専攻で、GNU/Linuxを使い始めたのが社会人になってから独学で始めたためです。