MacBook Pro 2011 EarlyをDebian化した。

testing(wheezy)のd-iを使ってインストールしようとしたところ、ベースシステムが見つからんということでインストールできず。

仕方ないので、Squeezeをインストールしようとしたところ、今度はネットワークデバイスを認識出来ないときた。EthernetカードはBrodocom NexXtreme BCM57765なのだが、 これはkernel 2.6.34からでないとサポートされていない ようだ。それでもベースシステムのインストールはできるので、とりあえず、Squeezeを最小構成でインストールした。インストール後再起動すると、MacBook 5,2の時のようなCPU coreを1個に見せないと起動できない、ということはなく、ちゃんとcore i7の8個分ちゃんと認識できて、メモリも8GBとなっていることを確認できた。

なので、今度はtestingのd-iを使い、レスキューモードで立ち上げて、/etc/apt/sources.listにsqueezeのAPTラインを追記して、パッケージのアップデートをして、fakerootとkernel-packages、libncurses5-dev、devscripts、ccacheをインストール。wgetでLinux Kernel 2.6.37.2のtarballをダウンロードしたのち再起動し、次のコマンドで8並列でカーネルビルド。

$ CONCURRENCY_LEVEL=8 MAKFLAGS="CC=ccache\ gcc" make-kpkg --rootcmd fakeroot --config menuconfig \
> --initrd --revision=$(date +%Y%m%d.%H%M) kernel-image kernel_headers modules_image

約20分。Core 2 Duoの1コアの時は2時間近くかかっていたのを考えるとめっちゃ速い!

NICも無事認識できたので、Wheezy/Sidにアップグレード。マルチコアの恩恵はカーネルビルドで十分受けたが、パッケージのアップグレードではSSDの恩恵を。パッケージのダウンロードおよび展開がめっちゃ速い!Squeeze→Wheezy→Sidへのアップグレードもものの5分ほどで終わった。素晴らしい。

testingのd-iのバグだろう。

testingをインストールしようとして出来なかったので、当初パーティションテーブルを作り直して、Mac OS Xを消してDebianだけをインストールしようとしたのが原因かと思っていた。が違っていた。おそらくd-iのバグだろう。d-iのバグもBTSで受けてつけているんだろうか…。