第52回東京エリアDebian勉強会

今回 は初モノ尽くし。 初練馬 、初和室、初カラー印刷資料。隣のお琴か三味線の音色をBGMに和室でまったりとやる勉強会も良いですな。でんさんの立てた抹茶がおいしかった。Debian勉強会では珍しくおかしがたくさんあったりと、場所替えややり方を変えるだけでかなり新鮮な感じがするね。

内容としては先月に引き続き発表をした。今回はErlangを勉強し始めた&ErlangコードをDebianパッケージにしてみた、と言うネタをやった。単一代入変数は、「それじゃ変数じゃないじゃん」という意見が多かったが、OCamlやっている日比野さんにとっては割と当たり前の仕様らしい。Debianパッケージでは、BEAMファイルには実行権限が必要ないのにCDBSでdebuildすると、なぜか実行権限が付与されてしまうため、ワークアラウンドとしてdebian/rulesに、

DEB_FIXPERMS_EXCLUDE := hello.beam

という記述をして回避した話をしたら、もとのMakefileの中で他のDebianパッケージにならってインストール先のパスが、

BINDIR?=/usr/lib/erlang/lib/hello-1.0/ebin

なので、”bin”が含まれているからではないか?と言うツッコミがあり、その場でebinを変えて、DEB_FIXPERMS_EXCLUDEを無効にしてみたら、ちゃんと実行権限が付与されずに済んだ。どうやらdebhelperだとその現象は起こらないらしく、cdbsのバグじゃないかということで、今日中にBTSしておくか。

他のネタは、藤澤さんが3月に引き続いてITPしてみたよ、上川さんがAndroid SDKをDebian上で使ってみた、というネタ。前者はReportbugの使い方をわかりやすく説明されて、資料も手順を追って分かりやすいが良いですね。よく意味も分からないでフンフンと選択していた部分もあるので助かります。

後者はデカいディスプレイとデカいメモリ空間が必要という、AndroidそのものよりもEclipseがイケてないけど、他のIDE=コマンドラインでガリガリやるIDEの茨の道までは踏み出せていないという話。そして、JavaScriptでキッチンタイマーを作ろうとしたら携帯電話は2分くらいでスリープに入ってしまうのでキッチンタイマーとしての役割は果たせないから、仕方なくAndroid アプリを作ってみて、それでゴールデンウィークは終わったよ、という話。Androidに付属されたHello worldの書き方を一通り読みながらやれば、必要な手順は一通り学べるらしい。

オープンソースケータイ絡みでは、Debconfで発売されるらしいOpenmokoは€249、今のレートなら3万円強くらいなので、Debconf行ったときに買ってこようかと。上川さんが「買ってきておいて」と言っていたが、「(お金は出すから僕の分も代わりに)買ってきておいて」という解釈をしたのだが、それで良いのかな?

最後にDDTSSの議論を行い、宴会上でもそのまま盛り上がり、あけどさんとtyamadaさんが来月何か発表することになった。素晴らしい。