サポートが得られないとダメというけれど。

自分が勤務している会社では、盲目的に何かやるときはベンダーのサポートが無いとダメ、オープンソースソフトウェアを自分たちで自力でサポートするのなんて以ての外と言う。4月から社外常駐から社内の仕事に戻って思ったこと。社外常駐していた某社の問い合わせは、前の職場の時に少しやったことがあったので、重い腰を上げさせて動かすのはできるのだが、最近やっている某ERPのパッケージや、自分が直接担当しているわけではないが、某国産のJava フレームワークのサポートはひどい。問い合わせをしてものらりくらりと逃げつづけたり、問い合わせするとやたらと問題細分化して、こっちとあっちは別の問題だから、別々に分けて再度問い合わせしなおせとか、日本語でのサポートを謳っている割に、日本語がまともに理解できていない外国人 1 が担当して、まず日本語が分からないから対応できませんとか。coreファイルを解析した結果、てめぇの所で開発しているCのライブラリで引数のチェックしていないからバッファオーバーフローが起きているのだから、解析結果を元にバグの修正依頼を出して、ライブラリの開発者かそのレベルで理解できる担当者での担当を依頼しているのに、対応するのはそのERPパッケージの抽象化したレベルでしか話しかできない担当者だったりするし。

エラい人は、高い金さえ払えばベンダーは何でもやってくれるとか思っているのかもしれないが、こんな質の低いサポートで、解決までに長時間かかるのなら、何のために高い金を払っているのか。本番環境で問題が起きているのに、こんな埒のあかないサポートしかないソフトウェアなら、サポートなんて有ってないようなもので、コストだけを払い続けているということを知らんのだろうか。誰も今までエスカレーションしていないのだろうか。

全部が全部とは言わないが、商用ソフトウェアじゃないとダメ、という考えは改めて、いい加減商社的なビジネスのやり方だけじゃなくて、自前で部分的にはFLOSSもサポートする、という体制を取りたいな。商用ソフトと違って、FLOSSならソースコード読めるんだし。

1

最近多いですな、あの国にサポートデスクを置く会社は。